お口ポカーンはアカン!口じゃなくて鼻呼吸しよう!椅子に座りながらできる「口呼吸を防ぐ体操」デスクワークの合間にもやってみよう!

ぼーっとしているとき、集中して何かに作業をしているとき、お口が開いていませんか?
口がポカンと開いてしまう原因と予防法を解説します。

口が開いて何が悪いの?

口が開いている状態では口が渇きます。潤っていることが良い状態を保てるのですが、口の中が乾くことで起きる弊害には以下のようなものが挙げられます。

  • 虫歯
  • 歯垢の増加
  • 口臭
  • 歯周病
  • 舌のひび割れ

参考1:日本口腔外科学会
お口のトラブル相談室 > 口腔内のトラブル > 口の中が乾燥する

 https://www.jsoms.or.jp/public/soudan/kouku/kanso/


参考2:日本病巣疾患研究会

そして口が開いていることで自然と口呼吸になっていることも想像がつくかと思います。
口から空気の出入りがされていれば、さらに口の中が乾燥してしまうのは想像できますよね?

口が開いている状態では口角は下がり表情筋は弛んだ状態となってしまいます。
見た目にも良い表情ではありません。

本来は、日常生活においては口が閉じた状態で鼻呼吸をしているのが理想的です。

鼻呼吸が良い理由

鼻の粘膜は潤っていて、通り道も狭いことから空気の量を最小限にし、温かく湿らせた状態の空気を体内に送ることができます。

鼻毛もあるので大きい異物は中に入れないように防いでくれています。

そして、鼻の中では一酸化窒素を作る工場が存在していると言われています。
口呼吸では産まれない、鼻呼吸だからこそ生産できる一酸化窒素。
一酸化窒素は血管拡張作用があり、血流を上げてくれる役割があります。

血流が増加すれば多岐にわたるカラダの不調に良い効果がありそうです。

なんで口呼吸になっちゃうの?

物理的に鼻の通りが悪くなっていると口呼吸になります。
アレルギー性鼻炎や鼻中隔湾曲症など、そういったトラブルは耳鼻咽喉科の領域になりますが、自分自身の取り組みでどうにかできる部分もあります。

それは…

口を開けてポカーンとしてしまう“癖”を直す

意識して直せる人もいることでしょう。でも癖は筋肉にもついてしまっています。
その筋肉をどうにかする体操などが必要なんです!
特に猫背になってしまうと口が開いてしまうので猫背を直せば口呼吸も防げます!

猫背だと口呼吸になる?

猫背の姿勢では顎につく筋肉が引っ張られます。
本来は口を開けたいと思った時に働く筋肉が、猫背になると半強制的に働いてしまうのです!

特に肩甲舌骨筋という筋肉がイタズラに働いてしまうと考えられています。

この筋肉は肩甲骨から喉に付く筋肉で、猫背姿勢になった時に、他の顎を下げる筋肉よりも強く引き伸ばされる可能性があります。

猫背姿勢により自然と顎を開くような力が発生しているのです。
元々、重力により顎は下に開こうとしているのに、こんなアシストされたら
そりゃ、いつの間にかポカーンと口を開けちゃいますよね。

そこで
猫背→口ポカン→口呼吸→カラダの不調
という流れを断ち切るために猫背予防の体操が重要となってくるのです。

お口ポカンで口呼吸を防ぐ体操

①肘を引いて胸張り
②腕外回しで胸張り
③バンザイY
両手を後ろで組んで↓
④首を横に倒す
⑤首を回す
⑥上下に動かす
⑦前後に動かす

▶︎回数は1-5回
▶︎首は長く保つ意識
▶︎お腹には適度に力ませる
▶︎薬と同じで朝昼晩に1セット
▶︎どの動作もゆっくりやること

①肘を引いて胸張り
肩よりも肘が少し低くなるように

②腕外回しで胸張り
首を長く保つように耳と肩の距離を遠ざける

③バンザイY
腰が反りやすい動作なので他のものよりお腹に力を入れる

④首を横に倒す
ゆっくり大きく真横に倒す

⑤首を回す
ゆっくり大きく真横を向く

⑥上下に動かす
無理はしないで上を向く
下を向くおきは口が開きやすいので注意

⑦前後に動かす
ニワトリが頭を前後に動かすイメージ
特に後ろに引くことが重要

デスクワークの合間にもできそうではないでしょうか?
この体操は筋トレやストレッチという分類よりも

良い状態・良い動作の習得を目指す
地味トレ
と呼んでいます。

暇ができた時に頻度よくおこなっていただけると
体が良い状態を覚えていく、良い動作を癖付けることができ
猫背の予防になるのです。

この体操の他にも、日頃から鼻呼吸を意識することも重要です。
夜寝る時は意識できないので口テープを貼るという作戦も悪くありません。

もし、お口ポカンになっている、口呼吸になっていると感じているのであれば
ぜひ日常に、この体操を取り入れてみてください♪

https://bridge-conditioning.com
↑手取り足取り体操を教えてもらいたいという場合は筆者の鍼灸院までお問い合わせください♪

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